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夏期講習 戯曲に触れてコミュニケーションについて考える②

2024.08.21

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中学1年生の希望者対象に実施した「戯曲に触れてコミュニケーションについて考える」。2日目は、劇作家・演出家の吉田小夏さんをお招きしました。またワークショップのアシスタントとして吉田小夏さんが主宰されている青☆組の俳優の方々にも来ていただきました。

吉田小夏さんは主宰する青☆組で、自作品を演出、上演し評価を受ける一方、近年では外部劇団への脚本提供、ワークショップ講師など、多角的な活動を行っており、世田谷パブリックシアター、目黒パーシモンホール、穂の国とよはし芸術劇場などの公立劇場でもワークショップ講師を務められています。

まず吉田小夏さんやアシスタントの方の自己紹介の後でコミュニケーションゲームを実施します。

その後、吉田小夏さんの作品『Butterflies in my stomach』の一部を読んでいきました。

戯曲を配布した後でアシスタントの方々のデモンストレーションがありました。プロの芝居を目にしモチベーションは高まります。

その後、班ごとに役を決めて読んでいきます。吉田さんからアドバイスをもらいながら読み進めていきました。

参加者の感想を引用します。

「みんなで一つの戯曲を読んで作品をつくりあげることが面白かった。」

「感情をこめて話すというのは演技に直接関係するということ。普段感情をこめようとしていなくても無意識に感情をのせて話していることに改めて気付いた」

「演技の中でコミュニケーションについて学ぶということは、普段の生活の中ではできないことだったので興味深くて楽しく感じました」

「口調や手振り、声の大きさで、人によって本当に人物の印象が変わってきて面白かったです。楽しい授業でした」

このワークショップは「コミュニケーションについて考える」というタイトルでしたが、まず何より、プロの劇作家の方が書いた戯曲を声に出して読み、作者自身から御意見をいただく、演出していただくということが、大変貴重な機会でした。もちろん、生徒たちは初日と同じように、戯曲を声に出して読みながら、コミュニケーションについて色々と考えることもできたようです。

最後になりましたが、お忙しい中ご協力いただいた吉田小夏さん、アシスタントのみなさんに厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。